こんにちは!
恵比寿 mahorobaの石川です。
髪の毛が途中で千切れてしまった経験はありませんか?
ホルモンバランスの乱れや、ダイエットなどによる栄養の偏りによって、髪の毛の内部がスカスカになると髪は切れやすくなります。
切れてしまった髪は、切れた部分から劣化が広がり、枝毛になることも考えられるので注意が必要です。
一見なんともなさそうな切れ毛は、見た目に影響しやすい薄毛やパサパサ毛よりも重要視されにくいですが、そのまま放置しておくと大変な事になってしまいます。
切れ毛の原因と正しい予防と対策についてご説明したいと思います。
CONTENTS
切れ毛とは?
髪の毛にダメージが蓄積している!というメッセージであります。
それを長期間放置することによって髪がさらに傷んだり、様々な髪トラブルの原因となってしまうのです。
髪の毛は、3つの層で守られています。
その中で、一番外側にあるのが「キューティクル」と呼ばれるものです。
このキューティクルは、髪の保護と保湿をしてくれるだけでなく、髪に柔軟性を与えてくれるという、大変重要なものです。
キューティクルを拡大すると、鱗が重なったように見えるのですが、これが柔らかな髪をもたらし、髪を切れないようにしてくれているとも言えます。
したがって、キューティクルを失うと、切れ毛が増えるということになります。
髪の毛がキューティクルを失う原因
先程ご説明した『キューティクル』ですが、髪の毛がキューティクルを失う原因としてあげられるのは「熱」です。
キューティクルが熱によって損傷することで、内部の水分やタンパク質などの成分が流れやすくなり、毛髪の空洞化が起こります。
この空洞化した状態のままでは、大量な枝毛や切れ毛にはまだつながりません。
髪の毛がパサパサになり、乾燥した状態です。
そして、ここから切れ毛になるには、何らかの原因があります。
主な例としては、間違ったブラッシング、髪留めやゴムなどでの力による影響。
過度なヘアカラーやパーマなどによる影響です。
切れ毛の原因
切れ毛の原因になる髪の毛の乾燥
髪の毛が乾燥してしまうと、髪がダメージを受けやすくなり切れ毛に繋がってしまいます。
髪が乾燥している状態というのは、髪に本来必要な栄養と水分が失われているということです。
髪は乾燥してしまうと、パサパサになったり、ゴワゴワになったりして、スタイリングも整えにくくなります。
髪が乾燥してしまう原因
キューティクルの状態の悪化にあります。
キューティクルは、髪の内側にある栄養や水分が流失しないために、保護する働き持っています。
そのキューティクルが剥がれたり、めくれた状態になってしまうと髪の内側から大切な栄養分や水分が流出してしまい、髪に栄養分と水分が不足し乾燥します。
髪の乾燥を予防するためには、キューティクルをしっかり保護する必要があるのです。
キューティクルが傷つく原因には、大きく分けて二つに分かれます。
睡眠時やシャンプー時などにおこる「髪の摩擦によるダメージ」と、
ドライヤーやヘアアイロン、紫外線など「熱によるダメージ」に分かれます。
1.髪の摩擦によるダメージ
シャワーやタオルドライを行なう時、髪の毛をこすり合わせるようにしてしまうと、髪が傷ついてしまいます。
出来るだけ摩擦が生じないよう髪の毛をポンポンと叩くように優しくするようにしましょう。
また睡眠中は、寝返り時に髪が激しくこすられ摩擦が生じます。髪が摩擦しないように束ねておくとダメージを最小限に抑える事が出来ます。
2.熱によるダメージ
ドライヤーやヘアアイロンを使用する際は、一点に熱が集中しないように、髪から一定の距離をとりながら乾かしましょう。
またヘアアイロンは設定温度が高すぎる場合があります。ダメージが気になる場合は、150度程度に設定しておくと良いです。
設定温度が低すぎても何度もあててしまう可能性があるので、何回か温度を見極めておくといいでしょう。
髪の紫外線対策は、帽子と日傘が効果的です。夏場などの紫外線が多い日は、髪に直接紫外線を浴びせないよう心がけましょう。
お肌と髪の毛にも使えるUVスプレーも効果的です。
静電気が起こる原因
髪には電気を溜める性質があり、静電気はその性質を利用して髪の中に帯電して、指先などを通じて放電するための現象だと言われています。
この静電気を溜めてしまうと、髪に刺激を与えることになるので、切れ毛の原因となってしまうと言われています。
特にプラスチック製の櫛やブラシを使っている方に多いので、ブラシをプラスチック製から木製に変える事で、静電気の量を一気に減らすことができます。
100円ショップでも販売されているので、切れ毛に悩んでいる方は、一度お試し下さい。
切れ毛の対策
切れ毛の原因からも分かるように、切れ毛対策のポイントは、髪へのダメージを抑える事です。
日常的なお手入れの方法についてご紹介します。
1.ブラッシング方法
ブラッシングは、先ず最初に毛先をとかす事からはじめましょう。
実は、毛先からとかす事はとても大切な事です。
頭頂部から毛先へ一気にどかそうとすると、髪や頭皮に負担がかかりやすくなってしまいます。
もし、毛先が絡まっていたら、ヘアオイルなどを指先に少し馴染ませて、手ぐしで優しくほぐしてからブラッシングしましょう。
2.正しいシャンプーをする
髪は摩擦に弱いため、シャンプーの方法にも注意が必要です。
切れ毛が気になる方に取り入れて頂きたいシャンプー方法をご説明します。
①洗う前に丁寧にブラッシングしておく
シャンプーの時に髪が絡まらないように、まず先に軽くブラッシングしておきましょう。
シャンプーする前の下準備ですね。髪についているほこりや汚れを落とし、お湯の通りを良くします。
絡まっている髪の毛は、無理やり引っ張らず優しくといてあげて下さい。
②38℃前後のぬるま湯で頭皮と髪の毛をしっかり濡らし良くすすぐ
シャンプー剤をつける前に、良くすすぎます。指の腹を使いながら頭皮と髪の毛をしっかりと流していきましょう。
熱すぎるお湯は、頭皮や髪を乾燥させてしまう事がありますので、ぬるま湯でしっかり頭皮・髪の毛を濡らしましょう。
しっかり濡らす事で、髪へのダメージが軽減されます。
目安は約3分程
とても長く感じる方も多いかと思います。
実は、この工程をしっかりと行うことで髪の毛の8割の汚れは落せます。
丁寧に流す事を意識しましょう。
③シャンプー剤をしっかり泡立てて頭皮を洗う
頭皮にいきなりつけてはいけません。
先ず、手の平で良くなじませて泡立ててから頭皮につけていきましょう。
摩擦にならないようにシャンプーをよく泡立てましょう。
髪ではなく、頭皮の不要な汚れを落とす様なイメージで洗っていきます。
手を広げて頭全体を覆う様に指の腹を使っていきましょう。
優しく頭皮を動かす様にマッサージをしながら全体を洗っていきましょう。
④ぬるま湯でしっかりすすぐ
シャンプーのすすぎ残しが髪や頭皮の負担になる事があります。
また、肌荒れの原因にもつながります。
最初の流しと同様にしっかりと流し、すすいでいきましょう。
耳周り、顔周り、襟足などは、流し残しやすいので、すすぎ残しのないようしっかり流す事が大切です。
⑤トリートメントを毛先中心に塗布
トリートメントをつける前に、1度水気を切りましょう。
トリートメントなどを使う方は、毛穴の皮脂づまりを防ぐために頭皮にはつけないようにしましょう。
毛先を中心に、髪の長さの半分くらいまで塗布する事がおすすめです。
その後、粗目のコームで優しく上から下にコーミングしていきます。
シャンプー時には、髪の毛のキューティクルが開きます。
そのキューティクルがシャンプー時に色んな方向に乱れる為、ここで方向性を上から下へ整えてあげましょう。
⑥最後のすすぎも丁寧に
しっかりと丁寧にすすいでいきましょう。
シャンプーの基礎は、すすぎ、流しが重要です。
しっかりと丁寧に行うと、シャンプーのトータル時間は約10分~15分です。
少し長いかなと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、切れ毛の予防、美髪をつくり維持する為にはとても重要になります。
⑦タオルドライも丁寧に優しく
髪に毛は、濡れている時キューティクルがが開きとてもデリケートな状態です。
強くこすったり、引っ張ったりしてしまうとキューティクルが剥がれたり切れ毛の原因につながります。
タオルドライもゴシゴシと強く拭かずに、頭皮の水分を拭き取ります。
毛先は、更に慎重にタオルで優しくおさえる様にタオルドライをしましょう。
アウトバストリートメント
アウトバストリートメントを毛先中心につけ、全体に伸ばしてから優しくコーミングします。
髪の毛が乾燥しやすい方や特に毛先の切れ毛の予防対策に有効です。
髪の毛を保護しながら熱からも守り、乾かす事が出来ますので是非お試しください。
ドライヤーで正しく乾かす
先程もお伝えしましたが、髪の毛は、濡れている時キューティクルがが開きとてもデリケートな状態です。
乾かさずに寝てしまう事で、キューティクルが剥がれてしまい切れ毛が進行しボロボロになってしまいます。
そのキューティクルを閉じるのもドライヤーの役割です。
先ずは、頭皮中心に風をあてて乾かしていきます。
その後、中間~毛先に向けて風をあてて乾かしていきます。
この時のポイントは、上から下に風をあててキューティクルがを閉じるイメージで乾かしていきます。
なるべく放置せずにシャンプー後出来るだけ早くドライヤーで髪の毛を乾かしていきましょう。
まとめ
髪の毛に負担をかけず、こまめにケアすることが対策の近道です。
こちらの記事もご参考に見てみて下さい。→髪の毛に艶を出す方法とは?
⇒髪の毛に艶を出す方法とは?
切れ毛を見たら髪の毛が不健康であるサインです。
切れた部分から劣化が広がり、枝毛になることも考えられるので、定期的に美容室でメンテナンスや、毛先を切ったりと、こまめにケアをして綺麗な髪の毛を保ちましょう!